最近、新エネルギー発電システムの電力制御インタフェイスとしての低電圧・大電流入力形式の高効率・低ノイズ・高性能高周波スイッチング DC-DC コンバータを含む電力変換装置の技術開発が活発になされている。なかでも高周波絶縁形フルブリッジゼロ電圧ソフトスイッチング(ZVS)位相シフト(PS)-PWM 制御 DC-DC コンバータが注目を集めている。
しかしながら、高周波絶縁形 ZVS PS-PWM DC-DC コンバータは、共振用のインダクタンスにより高周波インバータ回路内のパワー半導体デバイス及び高周波トランスに循環電流が流れるため、DC-DC コンバータの効率が低下するといった問題点が指摘されている。特に低電圧・大電流入力をもつ高周波絶縁形 ZVS PS-PWM DC-DC コンバータにおいては循環電流による効率低下の対策が重要である。
そこで、著者らはタップ付インダクタフィルタをもつ FB 高周波絶縁形 ZVZCS PS-PWM DC‐DCコンバータ回路を提案している。本論文では、従来の高周波絶縁形 ZVS PS-PWM DC-DC コンバータの問題点を示し、準ソフトスイッチング(準ZVS)PS-PWM DC-DC コンバータでも同様な問題があると明らかにしている。直流 31-42V 入力-100kHz-700W 試作実験器により提案高周波絶縁形 ZVZCS PS-PWM DC-DC コンバータ回路定常特性を従来 ZVSや準ZVS PS-PWM DC-DC コンバータのそれらと比較している。本提案 DC-DC コンバータの有効性を効率の面から明らかにしている。
|