講演者名 : 大村  泰(新居浜高専)、渡辺 修治(松江高専)、田中 俊彦(山口大学)
講演題目 : 「相関関数を用いた非正弦波不平衡状態における各相別障害電流補償法」(JIPE-31-11)
Abstract : 本論文では、三相四線式システムでの相関関数を用いた非正弦波・不平衡状態における各相別障害電流補償法を提案する。これは、各相毎に電源電圧と負荷電流の相関のある成分を検出しこれ以外の成分を補償する点に特徴があり、電源側において相電圧と同相な電源電流を得ることができる。また、三相一括した瞬時電力に着目した方法では電源電流が 3 次の高調波を含んだ平衡状態となるのに対し、本提案方式では 3 次の高調波を発生することなく正弦波となり、不平衡状態は維持される。各相の無効電流は補償するものの不平衡状態までは補償しないため直流コンデンサ容量を小さくすることができる。さらに、障害電流の検出に相関関数を用いることで、高調波分を抽出する LPF が不要である。したがって、直流コンデンサ容量を低減しながら、より簡単な制御法により各相別障害電流補償装置を実現できる。さらに、線形化モデルを用いたアクティブフィルタの直流電圧一定制御法について詳細に検討する。直流電圧変動成分である 2ω 成分を除去することで、補償電流の歪を抑制しながら直流電圧の応答を改善できることを明らかにする。
講演要旨(pdf、会員のみ